私的おかねの事情

2018/09/03
2年半前に夫を亡くした後、私は手持ちの貴金属や時計をお金に換えて生活していた。それで一年以上食いつなげたのには、自分でも少し驚いたけど、そろそろ(ヤフオクで)家財道具も売りさばかなければいけない..と考え始めていた。
しかしそんな矢先、事情は変わった。去年シんだ母の遺産を相続し、私は収入のない生活から抜け出せたのだ。

私は落ちぶれていたけれど、母の遺産を当てにしてはいなかった。そんなものをもらって生き長らえるよりも、さっさと身辺整理をして自分自身のことも片付けてしまいたい..と思っていた。(その考えは、今もほとんど変わっていないけれど・・・)だが、相続によって安定した収入を得られることで、お金のない切羽詰まった状況からは、とりあえず抜け出すことができた。

母の遺言書には、不動産物件については「姉と私の二人に遺す」旨が記してあった。私はそれ(公正証書)を生前の母に見せてもらったことがあったので、もしその時が来ても、私は「いらない」と主張して姉に全てを任せるつもりでいた。(子供のいないきょうだいが絡むと後が面倒になるからね)ずっとそうするつもりで生きてきたのに、、人生は思い通りにはいかないもんだ。
私の夫は破産してちょっとのお金も残さずに他界してしまい、私の望みとは逆、姉の方から「いらない」と言われてしまった。情けない・・情けないがありがたい話ではある。。(意地を張って「いらない」とは言ってみたけどね...)

だが、安定した収入と喜んでばかりはいられない。
そもそも物件として古いから、所有者になった途端に、いきなり外壁塗装工事を行うことが必要だった(!)母から受け継いだお金はその工事費と相続税とでほぼチャラ、清算されてしまった。マイナスにならなかったことがせめてもの幸いだ。。

それでも月々収入があることはありがたい。(税金がこれまたすごいけど。。)
私はこれまでの人生、誰かが稼いだお金を我がもの顔で消費する..というド厚かましい人生を送ってきたから、恥ずかしながら、お金の管理もできなきゃ、経済の仕組みもわかっちゃいない。
しかし最早そんなことも言っていられないから、それなりになんとかやっている。
この古い不動産物件をうまく管理して、私のために相続権を放棄してくれた姉の、その子供へと、少しでもいい形で財産としてのこしたい。これだけは何としても実行しようと思う。
そしてもう一つ。お金がかかる..とか、税金が大変..とか、そんなお金についての愚痴は決して姉には言うまいと決めている。これまでにもずいぶん心配や迷惑をかけたのに、もうこれ以上心配させるわけにはいかないもの。



cat / nnice

そんなわけで、アフィリエイトも必死にやる必要はなくなった。だったら何のためにブログやってるか?ということになるけれど、、それは自分自身のためだ。今の私は人とつき合う気もないし、日々孤独で誰とも話さずにいるから、ブログをはけ口にしよう...とまぁ、そんな傍迷惑なことを思っているわけ。
辛いときにも、こうして自身の想いを文章にするだけでも、人は救われるということを経験して知ったからね。
そして家財道具の始末も、そろそろ真剣、且つ着々と進めねばと思っている。