テレビを買った言い訳

2019/06/05
去年の秋、前からあった母の大きなテレビが壊れた。仕方なく前の家から持ってきていた小さなテレビを見ていたが、この部屋は広いし、ポンコツになった私の目は昨今ものがよく見えない。家にこもってばかりで他に楽しみもないのだからテレビくらい買ってもいいじゃない。...と自分自身に言い訳して、新しいテレビを買った。

新しいテレビは55型だ。デカい。横幅は1.2m以上ある。だけど、この部屋では、テレビ画面までの距離が2.5m以上ある。大型電気店の「テレビの選び方」に「視聴距離が1.8m以上なら50V型以上」とあったから、それを鵜呑みにして信じることにした。
やってきたテレビはさすがに大きい。が、野球もテニスもボールがよく見えて大変満足だ。そう、テレビで何を見るのが楽しみかというと、大谷翔平くんなの。
1995年、今からもう20年以上前にMLBにチャレンジした野茂もそうだったけど、大谷くんは本当に楽しそうにプレイしていて、見ているこっちまでワクワクする。きっと日本中のたくさんの老若男女があの子を応援しているんじゃないかしらね。


ところで、台所に移動した小さなテレビは、夫と一緒に買いに行ったものだ。
帰国前に住んでいた国と日本とでは電圧が違うから、全ての家電製品を買い換えなければならなかったのだが、当時の私たちにお金の余裕はなかったから、テレビは後回しになった。
しばしテレビのない生活を送ったのち、SONYのテレビを5万円ほどで買ったとき、夫は「これくらいの値段でテレビがあってよかった〜」としみじみ喜んだ。夫はテレビが好きだった。
だから、この大きなテレビを見たら喜んだろうし、野茂の大ファンだった夫はきっと大谷くんのことも応援したんだろうな...って思う。



Spot / Seluryar
昔のブラウン管テレビは猫の寝床として人気があった、暑い夏でも誰かしらがいつも寝ていた。
うちが初めて薄型テレビを買ったとき、猫は不思議そうにテレビの左右をチェックした。そして前面にやって来てテレビを見上げるや、テレビめがけてジャンプ(!)、テレビのウラ側にドドーン!と落っこちた。前から見れば、ブラウン管も薄型も同じに見えるよねぇ。。幸いケガはなかったけれど、飼い主の私に向かって「ニャーニャー」と延々文句を垂れていた。。。(= ̄ω ̄=)