切れたパ○ツのゴム

2017/05/05

*古いブログから(2013/06/24)

あれは、小学二年生のときのことだ。
なぜかその日の国語の授業は、生徒がひとりずつ前に出て教科書を読み、それを先生がテープレコーダー(古っ!)で録音していた。何のためにそんなことをしていたのかは、全く記憶にない。

が、そろそろ私の順番が近づきつつあったそのとき、突如私のパ○ツのゴムが切れた。そのことだけは今も鮮明に覚えている。

パ○ツのゴムが切れる..という経験をしたことがおありだろうか?
それは、それまで腹部に加わっていたゴムの圧力から瞬時に解き放たれる何とも表現しがたい感覚である。普段は全く意識していないごくごく軽いゴムの圧力であるのに、突如それがなくなると「あっ…」と驚愕する。たかがゴム、されどゴム、、あれはなくてはならないものなのである。。


私の小学校の制服は膝上のジャンパースカートだった。
私には年の離れた姉が複数いるので、普通の生徒よりも沢山、それもいろんなサイズの制服を持っていた。しかし、私は入学当時に買ってもらった自分自身のものを好んでよく着ていた。新しいものが嬉しかったこともあるが、生地の色が灰色っぽい古いものとは違い、それだけがきれいなブルーだったからだ。
ところがどっこい、そのジャンパースカートは私の持っている数ある制服の中で、一番丈が短かったのである。


もはや、私のパ○ツはゴムが切れ、パ○ツとしての役目を果たしていない。ってことは、立ち上がれば、パ○ツは両太もものゴムだけで支えられ、膝の方に垂れ下がる…ということである。
もう、本を読むどころではなかった。どうすれば垂れ下がるパ○ツを短いスカートからはみ出さないようにできるか…それだけで私の頭は一杯だった。

そうして、いよいよ私の番になった。私はそぅ〜っと立ち上がり、極力足と足とを離さずにシズシズと内股で歩いて前へと進み出た。そして、定位置で立ち止まると、必死で両太ももに力を込めたまま、本を読んだ。(何を読んだかなんて、もちろん覚えていない)

教室の皆に私のパ○ツが見えたかどうか…わからない。ただ、誰からもパ○ツのことは指摘されずにその日を過ごし、無事家に帰った。
パ○ツのゴムが切れているという困難極まりない状況にありながら、皆の前で本を読む..という最大の危機を乗り越え、よほどホッとしたのか、その後、家に帰るまでの間にパ○ツをどう処理したのかは、まるで覚えてない。


幸運なことに、あれ以来、パ○ツのゴムが切れるという不幸は、二度と私の身に起きていない。が、ゴムの切れたあのときの感触は、今でもはっきりと思い出すことができる。
それにしても、パ○ツのゴムが切れたのが、本を読んでいる最中ではなくて本当によかった..と、今だにつくづくそう思うのである。。


Casey the Cat / noluckmurphy
無料サーバーを使ってブログを開設していたのだけど、ひと月ほど前からサッパリ表示されなくなった。なんでも、「海外からの断続的な攻撃により各サーバーにアクセスしづらい状態になっている」んだとか。。更新も滞りがちな日記ブログだったし、潮時なのかもね。
その古いブログからわざわざ転載するのがパンツのゴムの話ってのもどうかと思うけど・・・。まっ、そんなくだらない話しか書いてなかったってことなんだけどね。