この家は、去年の春に私が越してくるまで一年以上だれも住んでいなかったのだけど、人がいなくても庭の池の金魚たちはしっかりと生き延びていた。
引っ越してきて姉と二人「金魚はもう死んでしまったのかしらねぇ?」などと不吉なことを言いつつ池をのぞき込むと、そこにはほんの2〜3匹の金魚がいた。
もっとたくさんいたはずだから「共食いしてしまったのかしらねぇ」なんて、さらに恐ろし気なことを言っていたら、ここの金魚たちは人に慣れていたのだろう、数十匹もの金魚たちが水面にわらわらと姿を現した。あらま、生きてる!
何か餌になるものがあるんだ。よかったねぇ。
池には2匹の蛙も住み着いていて、一日の始まりにまず池の様子を見ることが私の日課になった。(望遠鏡まで用意してある)
金魚には、ごくごくたまに"えさ"を与えていたが、それも必要なさそうで、金魚たちは元気にしていた。
ところが..である。去年の年末のある日、庭にアオサギが現れ、すっかり全部の金魚が食べ尽くされしまった。アホな私は、金魚たちは前の冬も越して生き延びているわけだから、まさか全部がやられることはなかろうと何の手立ても打たず、みすみすアオサギに金魚たちを献上してしまったのだ。
中には小さな金魚もいたし、池の中の石に身を隠して難を逃れたのではないか..と期待したが、1匹たりとも生き延びられなかったようで、金魚の姿は池から完全に消えた。
蛙は生き延びていたが、これもいつの間にか1匹だけになっていた。いなくなった1匹が、たとえ私が池のそばにいても大胆に姿を現していたのとは対照的に、この蛙はとても用心深く、滅多に姿を見ることができない。だけど、たまに見るその姿は、今や池を独占して名実ともに「池の主」となっているのに、なんだか寂しげだった。夫にシなれ、おなじようにひとりぼっちになった自分と蛙の姿とが重なった。...で、金魚を買うことにした。
子供の頃にはデパートの屋上のペットショップで金魚も売っていたけど、今もそうかしら?..と、20年以上日本を離れていたウラシマ(私)は思ったが、ンなものは今時デパートには売っていなかった。。
だけど、そう。・・・今はなんでもネットで買えるのね。
ネットショップを調べると、以前にいた金魚たちは「餌金」という種類で「餌」として売られていた。赤い姿は、餌として食べられたかどうか確認しやすいから..だって。。
この「餌金」が一番安いけど、またアオサギの「餌」になってしまうのはイヤなので「和金」という種類を賈うことにした。
(ちゃんと生きて届くのかしら?と心配だったので、商品レビューもよく読んで検討した。)
そうしてやって来た金魚たち。
まだ寒かった3月に来てから1匹も欠けることなくすくすくと育ち、今はこのときの三倍くらいの大きさになった。はるばる群馬からやって来たけど、ここの水が合ったのね、きっと。
鳥にまた狙われないような工夫もしたんだけど、長くなったのでその話はまた今度。
引っ越してきて姉と二人「金魚はもう死んでしまったのかしらねぇ?」などと不吉なことを言いつつ池をのぞき込むと、そこにはほんの2〜3匹の金魚がいた。
もっとたくさんいたはずだから「共食いしてしまったのかしらねぇ」なんて、さらに恐ろし気なことを言っていたら、ここの金魚たちは人に慣れていたのだろう、数十匹もの金魚たちが水面にわらわらと姿を現した。あらま、生きてる!
何か餌になるものがあるんだ。よかったねぇ。
池には2匹の蛙も住み着いていて、一日の始まりにまず池の様子を見ることが私の日課になった。(望遠鏡まで用意してある)
金魚には、ごくごくたまに"えさ"を与えていたが、それも必要なさそうで、金魚たちは元気にしていた。
ところが..である。去年の年末のある日、庭にアオサギが現れ、すっかり全部の金魚が食べ尽くされしまった。アホな私は、金魚たちは前の冬も越して生き延びているわけだから、まさか全部がやられることはなかろうと何の手立ても打たず、みすみすアオサギに金魚たちを献上してしまったのだ。
中には小さな金魚もいたし、池の中の石に身を隠して難を逃れたのではないか..と期待したが、1匹たりとも生き延びられなかったようで、金魚の姿は池から完全に消えた。
蛙は生き延びていたが、これもいつの間にか1匹だけになっていた。いなくなった1匹が、たとえ私が池のそばにいても大胆に姿を現していたのとは対照的に、この蛙はとても用心深く、滅多に姿を見ることができない。だけど、たまに見るその姿は、今や池を独占して名実ともに「池の主」となっているのに、なんだか寂しげだった。夫にシなれ、おなじようにひとりぼっちになった自分と蛙の姿とが重なった。...で、金魚を買うことにした。
子供の頃にはデパートの屋上のペットショップで金魚も売っていたけど、今もそうかしら?..と、20年以上日本を離れていたウラシマ(私)は思ったが、ンなものは今時デパートには売っていなかった。。
だけど、そう。・・・今はなんでもネットで買えるのね。
ネットショップを調べると、以前にいた金魚たちは「餌金」という種類で「餌」として売られていた。赤い姿は、餌として食べられたかどうか確認しやすいから..だって。。
この「餌金」が一番安いけど、またアオサギの「餌」になってしまうのはイヤなので「和金」という種類を賈うことにした。
(ちゃんと生きて届くのかしら?と心配だったので、商品レビューもよく読んで検討した。)
そうしてやって来た金魚たち。
まだ寒かった3月に来てから1匹も欠けることなくすくすくと育ち、今はこのときの三倍くらいの大きさになった。はるばる群馬からやって来たけど、ここの水が合ったのね、きっと。
鳥にまた狙われないような工夫もしたんだけど、長くなったのでその話はまた今度。
The cat next door / Pierre-Selim
いったい何を食べているのか知らないが、この池にはよほど食べ物が豊富なのかしら?金魚は見るたびに大きくなっていくようだ。
正直なところ、蛙に比べると金魚に対してはさほど親しみは感じないのだけれど、それでも金魚がいないよりはいた方がやっぱりいい。
(このところ蛙の姿を全然見ない。寂しい...)(;;)
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