身内に不幸が続き、お墓について話す機会が増えた。すると、私の周りの女の人のほとんどは「夫と同じ墓には入りたくない」と思っていることが判明して驚いた。
が、そういう私も「夫が先に逝ってしまったから、あのお墓には入らなくてすむ」と思っていることも事実である。
「夫と同じお墓は嫌」と思うのは、夫との関係が悪いとかそういうことではなく、すでにそこ(夫の墓)にいる多数が自分とは "他人" であるからだと思う。
そして、私の周りでただ一人「私はお父さん(夫:厳密に言えば "元夫")と同じ墓に入る」と言い張っているのは義母、夫の母である。が、しかし、この人は義父とは離婚しているので、そのお墓に入る権利はない。よその家のお墓には入れません。。
人にはそれぞれ「そのお墓には入りたくない」とか、「散骨してほしい」とかの思いがあるだろう。だが、その思いを叶えるのは後に残された人たちであり、場合によっては、故人のその望みがとても迷惑だったり困難であったりすることもある。
義母のこの主張も、私の夫とその妹を悩ませた。とはいえ、この二人にとっても、母親と父親とが同じ墓に入る方が "楽" ではあるのだ。
そんなわけで、夫と義妹は「お父さんには悪いけど、やはり同じ墓に入れよう」と考えはじめていたのだが、、、義母の毒気は自分の子供たちにも容赦なく向けられ、ついに夫は「親父の墓には絶対に入れん!」と、まるで遺言のように言い残して他界してしまった。
それで困り果てているのが、一人残った夫の妹である。
「散骨すればいい」と言う私に、「そんなことをしたらお母さんに祟られる」と怯えている。
そんな話を別の人にしたら、その人が・・・
「あるから置き場所に困るのよ。拾わなければいいのよ。」と言った。(・・)エッ?
・・・・・ご、ご、ごもっとも!!(汗...)
確かに名案である。だけど、焼き場で骨を拾わないなんてことは、なかなかできることではないよね..と、今度はその話を義妹にしたところ、なんとビックリ!、義妹の周りにはそれを実行した人が存在した。
夫の骨を拾わず「処分してください」と言ったらしい。
・・・・うわぁ、すごい!! (ノ゜ο゜)ノ
しかし、世の中にはさらに上手(うわて)がいるもので、電車の忘れ物に「遺骨」というのがけっこうあるらしい。
焼き場で遺骨を受け取るとき、「埋葬許可証」をなくさないよう骨箱の中に収めて渡される。だから、たとえ電車の中に置き忘れても、遺骨の持ち主はわかるはずである。それがわからないということは、つまり埋葬許可証を抜き取り "わざと忘れている" わけで、これは実に悪質である。焼き場で骨を拾わない方がまだマシではないか?
今の科学技術なら骨からでも身元は判明する。だが、それが骨になる前であれば「死体遺棄」という犯罪であるが、骨壺に入った遺骨であればそれは単なる「忘れ物」であり、警察の捜査を受けることもなく、ただ保管されるだけだ。なんと、こすくて陰険な手口であることか。
この置き去りにされた骨たちは、いったい、いつ、誰の手によって、どう処分されるんだろうね。
が、そういう私も「夫が先に逝ってしまったから、あのお墓には入らなくてすむ」と思っていることも事実である。
「夫と同じお墓は嫌」と思うのは、夫との関係が悪いとかそういうことではなく、すでにそこ(夫の墓)にいる多数が自分とは "他人" であるからだと思う。
そして、私の周りでただ一人「私はお父さん(夫:厳密に言えば "元夫")と同じ墓に入る」と言い張っているのは義母、夫の母である。が、しかし、この人は義父とは離婚しているので、そのお墓に入る権利はない。よその家のお墓には入れません。。
人にはそれぞれ「そのお墓には入りたくない」とか、「散骨してほしい」とかの思いがあるだろう。だが、その思いを叶えるのは後に残された人たちであり、場合によっては、故人のその望みがとても迷惑だったり困難であったりすることもある。
義母のこの主張も、私の夫とその妹を悩ませた。とはいえ、この二人にとっても、母親と父親とが同じ墓に入る方が "楽" ではあるのだ。
Tarboro_5605 / Barta IV
婚家と縁が切れれば実家の墓に入るのが普通だろう。しかし、毒気の強い義母はこれまでの言動で親戚中に嫌われていて、彼女の実家の墓を管理している甥っ子とはろくに口もきかないほど犬猿の仲である。夫や義妹にとっては従兄弟にあたるが、とても母親を「お宅の墓に入れてくれ」と頼める状況ではない。そんなわけで、夫と義妹は「お父さんには悪いけど、やはり同じ墓に入れよう」と考えはじめていたのだが、、、義母の毒気は自分の子供たちにも容赦なく向けられ、ついに夫は「親父の墓には絶対に入れん!」と、まるで遺言のように言い残して他界してしまった。
それで困り果てているのが、一人残った夫の妹である。
「散骨すればいい」と言う私に、「そんなことをしたらお母さんに祟られる」と怯えている。
そんな話を別の人にしたら、その人が・・・
「あるから置き場所に困るのよ。拾わなければいいのよ。」と言った。(・・)エッ?
・・・・・ご、ご、ごもっとも!!(汗...)
確かに名案である。だけど、焼き場で骨を拾わないなんてことは、なかなかできることではないよね..と、今度はその話を義妹にしたところ、なんとビックリ!、義妹の周りにはそれを実行した人が存在した。
夫の骨を拾わず「処分してください」と言ったらしい。
・・・・うわぁ、すごい!! (ノ゜ο゜)ノ
しかし、世の中にはさらに上手(うわて)がいるもので、電車の忘れ物に「遺骨」というのがけっこうあるらしい。
焼き場で遺骨を受け取るとき、「埋葬許可証」をなくさないよう骨箱の中に収めて渡される。だから、たとえ電車の中に置き忘れても、遺骨の持ち主はわかるはずである。それがわからないということは、つまり埋葬許可証を抜き取り "わざと忘れている" わけで、これは実に悪質である。焼き場で骨を拾わない方がまだマシではないか?
今の科学技術なら骨からでも身元は判明する。だが、それが骨になる前であれば「死体遺棄」という犯罪であるが、骨壺に入った遺骨であればそれは単なる「忘れ物」であり、警察の捜査を受けることもなく、ただ保管されるだけだ。なんと、こすくて陰険な手口であることか。
この置き去りにされた骨たちは、いったい、いつ、誰の手によって、どう処分されるんだろうね。
Dizzy the cat at ~9 months / osiristhe
今週末、母の納骨を行う。
0 コメント:
コメントを投稿