蘇った金魚

2019/01/15
大晦日に、池の掃除でもしておくか..と池のゴミをすくっていたら、池の底の泥から上半身だけを出し横たわっている金魚をみつけた。というか、クリクリしたつぶらな瞳と目が合った。
シんでる?...、網ですくおうとしたら金魚の体がピクンと動き、驚いた私は池の中に金魚を落としてしまった。そしてその金魚の行方はわからなくなった。。

翌日(つまり元日)、部屋の中から何気に池を見ると、なんと前日とほぼ同じ場所に、同じようにその金魚が横たわって沈んでいるのが見えた。
池の底は水草が邪魔で決して見やすいわけではない。他の大きな金魚の姿もほとんど見えないのに、あんな小さな姿を2度も見つけるなんて、こんなことがあるのかしら?
今度は失敗しないように注意深く金魚をすくって、鉢に移した。

金魚はもがくように動こうとするが、身体を起こすことはできず、横向きにフラフラするだけだった。
ネットで調べると、「瀕死の金魚」には「塩水浴」いいらしい。0.3〜0.5%ほどの塩水に入れるんだって。
で、早速やってみた。(池の水を使用したが水温は少し高めにした)が、金魚は相変わらずほとんど動けず、翌朝になっても横たわったままだった。

ところが、午後になると金魚は身体を起こし、泳げるようになった!
ネット上の情報通りに、そのまま6日ほどエサは与えずに塩水浴を続けた。
そしたらすっかり元気になって、今では鉢の中を元気よくスイスイ泳いでいる。

あれま!(・・)、新年早々に金魚のお墓を作らなきゃいけないと思ってたのに蘇っちゃったよ...。いや、もちろんその方がいいに決まってるけどね。

 
この小さな金魚は去年生まれた。
一昨年の11月、池の金魚は憎っくきサギに襲われ、大半が犠牲になった。
私は考えなしに、その後すぐに10匹の金魚を購入したが、寒さのせいか年を越せた金魚はたったの4匹だった。
けれど夏を過ぎた頃、5匹の赤ちゃん金魚が元気に泳ぎ回る姿を確認することができた。金魚が増えた♪
弱っていたのはそのうち1匹で、なぜか他の4匹に比べこの個体だけが極端に体が小さい。
雪が降って冷え込んだ後だったし、おそらく幼い金魚は寒さに耐えられなかったのではないかしら??

 
というわけで、春先まで金魚を飼うことになってしまった。
エサをやったり、水を替えたり、猫から守ったり・・・暖かくなるまでちゃんと世話できるだろうか。不安だ。。


Cat / Infomastern

正直、ちょっと面倒なことになった...と思ったけど、この金魚のおかげで正月の孤独感がずいぶん薄らいだのも事実。
猫と並んで金魚鉢をジッと覗き込んでたりしてね。
でもね、なくしたときがつらいから、あまり愛着は感じないようにしなければ..と思うの。